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きょくちょー repor

南薩探検隊 椎葉へゆく
2日間にわたり熊本・宮崎の有名どころの林道を走り、思い思いに楽しむことが出来たミーティングでした。
今回のレポートを書きます局長です。
南探としては、7月の夏ミーティング以来3ヶ月ぶりの開催となり、各隊員はそれぞれの期待と不安をむねに抱いて今回のミーティングに臨んだものと思います。
隊長は、以前傷めた肘の痛みがとれず治療中の身であるにも拘らず参加して「今日はゆっくり走らせてもらうから」と言っていたものの、いざ走り出すと徐々にペースが速くなりいつもの隊長に戻っていました。
それでも長い間乗っていなかったせいか、気持とバイクの動きが合わず40センチのコンクリート越えでは失敗、走行中の転倒と、お茶目なとこを見せてくれます。
今回の見所は、景色は勿論ですが私的には、298隊員がどこまで隊長に肉迫できるかという事、藪に関しては、南探随一の腕を持つ298隊員ですが、林道では隊長の後塵を浴びてばかり。
最近、KTM450を手に入れ毎週走りこんで、あのJ9さんに「カッコいい」とまで言わせた298隊員の腕前をぜひ拝見したいものです。
その298隊員ですが、クロード隊員と共に初日のみの参加となりました。前日からの準備が完璧とみえて7時前には集合場所に到着。前回の苦い出来事を気にしてか、バイクを固定するロープの様はクモの巣をバイクの上からかぶせたような感じとまではいかないまでも、落としたことが心に深い傷を残しているのは確かなご様子。
「へっぽこ-ブログ」ファンの私としては、つぶさに298隊員の成長ぶりを見るにつけ私自身もいつ298隊員に追いやられるかハラハラしていましたが、今回セローという別ジャンルに逃げたので林道で298隊員にせっつかれる心配も無くなり安心していたわけですが、今度は藪でガチ対決となってしまいました。
内心パワーはあってもハンドルの切れ角に難のあるKTMではそう簡単にはいかないはずと思っていましたが、どうやらその考えは間違っていたみたいです。
かたや、クロード隊員の武器は何といっても長い足(298隊員に少し分けてあげて)、これが如何なく発揮されるのは藪の中、V字状の道ならバイクの上を跨いで歩けるほどです。
以前、春ミーティングでご一緒したときには初めてとは思えない走りを披露してくれましたが、それも少しの道のり、今回はずいぶん長い藪でしたからバイクの扱いも重要です。
今回は(も)?苦労していたようですが相変わらずのチャレンジ精神を発揮して、298隊員といい勝負してました。ただ、スエちゃんも同ルートを上ってこれたのにはショックを隠せない様子。南探全員のレベルが上がってきているようです。
ただ一ついえる事は、クロード隊員のXRは相変わらず擦り傷程度で収まっているということ、私も含め、スエちゃん、298隊員、ota隊員のマシンは少なからず何らかのダメージを被っており、ここの所の藪ツーではバイクを現状維持するのが難しいのです。
ああ、隊長はバイクじゃなくて体を壊してますね。お大事に。副隊長のバイクのフロントフォークにいるカネゴンは経年変化ですね。その点クロードはえらい。
さて、カネゴンの副隊長ですが、フォークブーツはタイヤ交換のときにと考えて今だ換えていないのですが、それはいいとして、今回最も苦労をかけ世話になったのは副隊長意外におりません。
椎矢峠までは予定のルートで良かったのですが、そこから私の一言「こっちに面白そうな道があっど」で、1時間半も副隊長を待たすことになってしまいました。申し訳ない、悪いのは全部298ですから、あと隊長とクロードもちょっと悪いです。でも藪の先頭を行ったのは私、悪いのは私でした。ゴメンナサイ!
まあ、副隊長にいわせれば、「また発病してしまった」ということで、それに付き合っていたらいつキャンプ場に帰れるか分からないしテントを張る場所もなくなるかもという考えもあって、峠を少し探検したのち山を降りていくことにしたそうです。
キャンプに帰ったところ、案の定フリーテントサイトはいっぱいで張る所も無くなっておりキャンプの職員の方に相談した所親切な職員の方が一緒にテントを張る場所を探してくれたそうです。
結局この場所は、後々都合の良い所でした。お礼ではないですが、今回は、副隊長の写真は少し多めになっています。
実は、2日目にも発病してしまって、この日の感染源は隊長でした。
スエちゃんは、ミーティングの数日前行くのに難色を示していましたが、寝袋一つでOKだということが分かり参加となりました。
私の説明不足から集合場所を間違えましたが、実際はサンライフプールの駐車場じゃなかったんですね、すまんこっです。
トラックにバイク3台はいいとして、男3人はちょっと窮屈でした。加治木からは隊長の車も出たのでスエちゃんと二人で語らいつつパジェロの後ろについて走りゆのまえグリーンパレスに到着
セローに乗る私は、初日少しショックな事実に直面することになりました。
一般的な林道走行の隊員同士の相関関係は、先頭を隊長が走り、そのあと私、298隊員が少し離れて着いてきてその次にクロード隊員またはスエちゃん、最後に副隊長というのが今までの図でした。
初日、椎矢峠の上りではセローの私はスエちゃんXRについていくのがやっとで気を抜けばすぐ離される始末、内心「スエちゃん、こんなに速かったっけ?」と思いかたでした。
そんな訳でとても隊長と298隊員のバトルは観る事は出来ませんでした。自分のことで精一杯です。
これは単に私がセローに乗り換えたて遅くなったというだけでなくて、スエちゃんの走破テクも確実に上がってきているようです。
藪ではまさか上まで登って来るとは思いませんでしたから、ただこの時、ライトカウルに枝が刺さってカウルを大破してしまい大分凹んでました。
「やっぱ、来るんじゃなかったと」とつぶやくスエちゃんでした。2日目は、景色のいい林道が続いたので気持ち良く走れたみたいですね。
2日目から参加のota隊員ですが、初日の午前中に会社の1BOXにXRを積み込み、30人31脚の会場へ関係者の顔をしてスルーパス。子供の頑張る姿を見て「よし、自分もお山で頑張らねば」と思ったかどうかは定かではないが、奥様に多事を申し付けられてもそつなくこなし、テント設営が完了し落ち着いた頃にキャンプ場に到着となりました。
キャンプ場入口で副隊長が待っていたんですけどね。気づかなかった様子で、不審な動きをする1BOXを私が見つけました。
何と嬉しいことに、両手に抱えきれないほどのビールとつまみ、ありがとうございます。
これで盛り上がらないはずはありません。ビール、うんめかったねー。でも今思うと、何の話をしたのか思い出せないのですが・・・、多分藪の疲れがあったのではと・・。
カレーもうんめかったし、温泉もサイコー!このまま寝たい気分ブクブク・・・。
翌朝の入れたて(お湯を)コーヒーは温まるねー!朝のカップラーメンも新鮮!(娘から電話があって、「朝からカップラーメン?」と笑われてしまいました)
朝露に濡れたテントをほっさげ、乾くまでの間本日のルートを決めます。じつは、ota隊員が来ることが分かるまで日程は考えていなかったのですが、来ることが決まったので時間だけは用意しておいたのです。
この日は、先ずベースキャンプを移し、クルソン峡に行こうという事になりました。その後何本か繋いでota隊員の満足度をアップさせるつもりでした。遅くとも2時には2日目のベースキャンプ、薬師温泉ヘルシーランドに帰り着くつもりでした。予定では。
ここからは、私の主観で書かせて頂きます。
今回のミーティング先が「椎葉」と副隊長の鶴の一声で決まったときから、鹿児島のオフロードライダーでは知らない人はいないというほどの人気のあるところという認識はあったのですが、私自身は行ったことが無く、どのような所なのか期待に胸を膨らませ、もしもの時の為にと修理道具の入ったバッグをも膨らませる始末でした。
出発前夜はなかなか寝付けず、布団に入っては持って行く大事なものを思いつき、起きて準備してそして布団に入り、また思いつき這い出すこと二度三度、やっと寝ても3時に目が覚めこのまま起きていようかとも思ったが遠出だということで再び寝ることに、・・結局5時前に目が覚めそのまま朝食となりました。
集合場所で待っていると、集ってきました。298隊員とクロード隊員は牽引ジムニーで到着。副隊長は荷物いっぱいのセローで、そしてスエちゃんも到着。そして出発!いざゆかん、オフロードライダーの聖地「椎葉」へ!
途中加治木で隊長のXRを載せ、その代わり荷物と副隊長をパジェロに乗せて再び出発。いざゆかん・・もういいか
加治木インターから九州自動車道に乗るが、方向感覚からするとちょっと混乱するのは私だけ?
高速道路を延々とパジェロの後ろについて走ります。バイクで高速を走ることを考えれば車はなんて楽なんでしょうか。遠い所は無理にバイクで行くことは無いですよ楽しましょう。
高速を降りてゆのまえグリーンパレスまで結構ありますね。着いたときには298隊員とクロード隊員は既に戦闘体勢で準備OKな様子。
泊組もテントを張る前に走りに行こうということで急いで準備します。その間、副隊長は管理棟へ行って手続きをしておいてくれました。
記念写真を撮り出発!昼飯を買いガソリンを入れ椎葉林道を目指します。
道中、市房ダム湖沿いを走りますが、もう少し遅い時期だったら紅葉がダムの湖面に写って綺麗かもしれません。
球磨川の支流でしょうか、川に沿って上流の方へ向って走ります。途中小屋敷小学校を通りこんどは魚帰川の上流にむかって山中の舗装路を走ります。
熊本から宮崎に入る県境、不土野峠を過ぎると道も下り坂になり非力なセローでも楽に走ることが出来ます。
オフロードバイクは、モタードレースのベース車でもあるのでこういったタイトな連続したコーナーは得意とします。
モタードのレースのように、ライン取りを決めアクセルとブレーキのつながりに気を配り、リヤブレーキを引きずりながらコーナーへ進入、そしてリヤタイヤと路面のグリップの状態を尻で感じながアクセルを開ける。
これをカーブごとに繰り返します。ちなみに、私はモタードレースに出た事は一度もありません。
2日目の山道では、熱中しすぎて転びそうになりました。皆さんも気をつけましょう。
しばらく行くと、上椎葉ダムのある日向椎葉湖に着きました。このダム湖の不土野橋のところで昼食です。水が青みがかっていて綺麗です。
食後のまったりとした時間をすごす暇も無く出発、いよいよ椎葉林道に入ります。
しばらく川沿いを走ったのち、道は椎矢峠のいただきを目指してぐんぐん上へ伸びていきます。それに伴って景色も山の上から見下ろす像となり山をバイクで駆け上がっている感覚が五感を通して伝わってきます。
先に行った隊長と298、クロード、スエ隊員は視界から早くも消え、副隊長の後ろを走っていた私もたまらず後を追いかけます。
ダートに入りしばらく行くと、工事中のところがありましたが工事の邪魔にならないように脇へよって走ります。
打ちたてのコンクリートと目もくらむほどの崖の間60センチ程度の一本橋です。怖いので目を閉じて走りました。ウソです!
数箇所の工事区間を抜けるうちに前を走るスエちゃんに追いつきました。そのあとスエちゃんを抜いてクロード隊員も抜き、隊長VS298隊員のバトルを観るつもりでしたが、どうやらセローではスエXRに付いて行くのがやっとらしいです。
道も相当荒れてきました。南薩ではお目にかかれない荒れようです。ダート路の中間あたりで一グループと一組のタンデムしている親子と遇いました。さすがメッカ、交通量が多いです。
前方にクロード隊員が止まっています、赤いバッグを手に苦笑い!?
峠の頂上、椎矢峠の名を刻んだ石がある所で隊長と298隊員がくつろいでいました。
298隊員は上機嫌の様子、どうやら上り勝負は298隊員に軍配が上がったようです。
クロード隊員が上ってきました。手には赤いバッグ、隊長の落し物らしいです。よく落とす隊長です。
ここで暫くくつろぎ副隊長を待ちます。隊長と298隊員とでこの崖を降りろ、あの土手を登れだの言ってますが私は本気にしません。
内大臣林道方向からきた1グループの方々が、地図上行き止まりのルートへ入っていきます。興味本位でついていくといい感じに荒れた林道が続いています。
先に行った方方はスタックして上がれない様子、そこでUターンして298隊員を誘います。
副隊長を除いて全員行った所で後ろから行きますが、もうそこら辺にはいないでした。
枝の間をすり抜けていくと、先のグループが、道を塞いだ倒木を前に立ち往生しています。その後ろからスエちゃんがスルスルと前に出て倒木と崖の間をあっさりクリアー!私もその後ろに続きます。
南薩探検隊のメンバーにしてみたらどうってことの無いセクションなんですが、普通のオフライダーには通れないようですね。エッヘン!
ちょっと広い所にでたら、先に行っていた隊長、298隊員、クロード隊員が戻ってきました。まだ先に行けそうなんですが、そそられなかったみたいです。
では、入口の所まで戻ろうとまた最後についていくと、隊長か298隊員が別のルートを発見したようです。たぶん発見したのは298隊員でしょう。
この人たちを置いて戻ろうと思ったのですが、一回くらいはいいかなと思い土手を掛け上がりその先の50センチほどの段差をジャンプ!イメージと現実は確かに違いますね。危うくバク転するところでした。
ここで298隊員のお株を奪ってはいけません、今度は本当に戻ろうと思っていたら、「エスケープもあるよー!」と声が、・・誰の声だったか忘れましたが、その言葉、「お茶でも飲んでいきませんか?」というくらいお気軽で、「いいえ」と断れない気弱な私はつい「はい」と言ってしまうのです。
このときもバイクはエスケープルートに向っていました。
成り行きで藪に入ってしまったわけですが、298隊員の前にいる自分の状況に気づきすぐに後悔しました。
未知の藪林道の先頭なんてとてもプレッシャーです。倒木があったら退けなきゃならないし、先の分からないタイトな上りカーブを勢いをつけて行かなきゃいけない。休んでたら、298がKTMのアクセルをあおって無言のプレッシャーを掛けてくるしで・・・、その後ろからはクロードが・・・。キタ!
「あっ、バイクのゴムが落ちた」捜すからその間に先にどうぞ。
本当に無くなったと思ったんですけど、良く見たらちゃんと付いてました。疲れからくるまぼろし?おかげでクロードの後ろからゆっくりいけます。
藪漬けの298隊員にしてみたらこの藪ほど理想の藪かも知れませんね。口からよだれを垂らさんばかりに目をギラギラさせて、喜々としている様は藪の神様が降りてきたかのごとく鬼気迫るものがあります。(ちょっとオーバーに表現してみました)
クロード隊員もその毛があるので、気をつけたほうがいいよ。
結局、とり付かれた二人は一緒に頂上を目指し悪戦苦闘。その甲斐あってか二人とも頂上へ、神様が微笑みました。私はついていけません、色んな意味で!
そのうち、下の方からバイクのうなる音が聞こえてきました。2台です。
隊長が、肘が肘が・・。スエちゃんがカウルがライトがといいながらやってきました。ご苦労様です。
では戻りましょう。藪を降りたらブレーキペダルが180度曲がってました。そして副隊長がいません、あれから一時間半ですか、そんな長いこと待てませんて、ねえ、副隊長。
このあと、先に帰った副隊長に追いつくべく下りの超ガレ林道をぶっ飛ばします。途中隊長の「スーという感じで転んだ」という事もありましたが、気を引き締め再び激走!
隊長、298隊員、私の順で走ります。下りではバイクのパワーはあまり関係ないみたいです。
隊長と298隊員との差が開きます。藪で疲れたのか298隊員、藪を堪能しすぎてすっかり魂の抜けた298KTMをパス、隊長を追いかけます。
何か後ろに嫌な視線が・・。
セロー如きに抜かれた屈辱に、目を炎のようにたぎらせ狂ったように追ってくる298、怖いです。
転んだら轢かれるかも!
・・と楽しく走りながらダートを終え、あとは舗装路の来た道を帰ります。モタードレースのように、コーナーをひらりひらりと抜けていきます。副隊長に追いつけー!
突然、隊長がストップ!
「行きにいけなかったこの林道にいってみない」地図を指差しながら、今日帰らなければならない298隊員とクロード隊員に問い掛けます。
これはいわゆる病気ですから気にしなくていいんですが、298隊員がこの案に乗ってしまいました。どうやら、日付が変わる前までに帰ればいいようになったようです。クロードの心中お察しします。
さらに副隊長に遅れること数分?キャンプ場に到着、本日の走行141キロ
泊組は、さっそくテントを張ります。張り終えて駐車場へ行くと298隊員のKTMとクロード隊員のXRは牽引車に収まって、帰り仕度はすっかり終えたようです。
今日の喜びを分かち合ってお別れです。気をつけて、お疲れ様。
7時ごろ、隊長が買いだしに行っている間にota隊員が到着、まってました。
帰ってきた隊長の車に全員乗ってすぐ近くの温泉施設へGO!
すっかりきれいになって、温まった体に冷えたビールは最高です。なっ298どん、クロード、あれ、いない。
ビールの数が多いのは298隊員とクロード隊員の分も考えてあったみたいです。残念ですが、もったいないので二人の分も皆で飲んどきましたから。
でも隊長は相変わらず飲むとすぐ寝ちゃうんですね、カレー食べないんですか?
今夜は、夜遅くまで語らい、ランタンの明かりが消える頃に就寝となりました。
開けて13日月曜日、南探ミーティング2日目、昨日の疲れが残る隊長、副隊長、スエちゃんそして私、一方、元気ハツラツのota隊員。
さて、今日はどこに行くの?ミーティングの結果クルソン峡に決まり、さっそく準備、移動、途中で給油し、第2のベースキャンプへ移動し2日目出発!
大きな鳥居をくぐり舗装路を上がっていくとすぐ右手に夫婦岩を祭っている所がありそこを過ぎ舗装路を大分走ったところからダートが始まります。
今日は、ota隊員と隊長のバトル勃発、それを静観する局長(下りだけ)その後ろにスエちゃん、そして副隊長の順で走ります。
転落の傷が痛々しかったXRもマフラーをプロスキルに換えて爆音を響かせ走るotaXR。
その音に触発されたのか、馬に蹴られたほどの勢いで疾走する隊長XR。
肘のこと、完全に頭から飛んでます。
ダート路に入り、支線が2本ありましたがそのあとは一本道。迂回ルートがあればそちらへ行きます。出来るだけ長い道を走りたいからです。目的地に着くのが目的ではありません楽しく、面白く走るのが狙いです。
長い下りのダートを隊長がすごい勢いで駆け下ります。その後に続くotaXRも離されまいと喰らいついていきます。しかし二者の間は徐々に広がってゆきコーナーの先に隊長が見え隠れするようになります。
激しくリヤタイヤをスライドさせて必死に追いかけるotaXR、時には石にタイヤを弾かれバランスを崩すがすぐに立て直します。
すぐ後ろを走っていた私に泥が飛んでいたことは知らないでしょうね、たぶん。
私は途中から離脱して、トレッキングに趣向を変えます。
時々写真をとりながら川沿いに下っていきます。広い駐車場のあるところまで来て思い出しました。以前、7年前でしょうか、紅葉を見に車で来たことがありました、懐かしいですね。
私と副隊長は、昼飯を用意してあったので先に頂きました。他三人は7キロほどの林道を麓まで下って飯を買いに行きます。
三人が帰ってきたころには私たちは散歩したりCB乗りのライダーと話をしたりと、ずいぶんゆったりとすることが出来ました。
食後、ルートの検討をします。クルソン峡の近くに別の林道があります。もしその林道に入れれば人吉のループ橋近くまで走ることが出来ます。
さっそくルートが繋がっているのを確認する為、廃道に入ります。ステップの高さまである岩の間を抜けながら進むとがけ崩れの為に道路が寸断されていました。
完全に通れない状態にもかからず歩いて下見をするota隊員、執念ですね。
人は通れてもバイクは通れないと思うんですが、記念に写真を撮ってUターンです。
ここからまた、隊長VSota隊員のバトル開始の予感!
隊長が指でota隊員に合図イク?イク?頭を激しく横に振るota隊員、私は勿論遠慮しときます。
またしても前を行く隊長をota隊員が追いそのあとを私がついていくパターンです。
上りでは、隊長とota隊員の間はつかず離れずの状態、しかし、otaXRの咆哮は一段と冴え渡り、隊長XRと肉迫する場面もあり見てるほうも結構面白いです。
ただ、あまりの激しい散弾攻撃に腕を打たれ後退する私、たいしたことは無いんですが、石がライトに当たったらと思うとちょっと離れたくなりました。
すぐ後ろにはスエちゃんが来ていました。
クルソン峡から大分戻ってきて1時ごろです。2時まで、いや3時までまだある。となれば林道に行くしかないということで、白髪岳周辺の林道、小白髪岳峰越林道へ行くことになりました。
副隊長は先に、ベースキャンプに帰って待っているということでした。副隊長には病気に感染しない免疫が備わっているようです。隊長にも打って下さい。
白髪狗留孫林道から幾つかの林道を繋いで清願寺ダムまで下りて、そこから小白髪岳峰越林道に入ります。
小白髪岳山頂より大分下から林道が始まり、荒れた岩の路面を駆け上がります。
山頂ではススキの穂に覆われた小白髪岳がきれいに見えます。白髪と言うのはススキの穂が風にそよぐ様を見て名付けられたのかも知れません。
林道をもう一本つなぎ円を描くように林道を走ったあと清願寺ダムまで駆け下りていきます。
道中、一本杉のあたりでメス鹿と遭遇しましたが、今回が2度目です。前日にも椎葉林道で牡鹿と遇いました。セローとコラボツーが出来ました。ラッキー!
ダムのところで、溝越えの最ota隊員が失敗するというハプニングがありましたが、次回のミーティングまでにはフロントアップの練習を積んでおくという事でした。
副隊長の待つ薬師温泉ヘルシーランドの近くの河原でちょっと遊んでから終了となりました。
二日目の走行は104キロでした。
帰りは3台の車で帰路へ。副隊長は加治木から、スエちゃんは喜入からバイクで帰りました。
今回の南薩探検隊秋ミーティングも無事終了しました。おつかれさまでした。
そういえば、ota隊員が四国のスーパー林道に行きたいなぁと言っておりました。


08秋南薩探検隊ミーティング 10月12日(日)13日(月)開催
参加者 隊長(XR) 副隊長(セロー) 局長(セロー) スエちゃん(XR)
      298(KTM) クロード(XR) ota(XR)
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