南薩探検隊 HOME

本日のツーリングは中止のはずが・・・。朝起きたら、曇ってはいるが雨は降っていない様子、9時過ぎに着替えをはじめ9時半に外に出るとパラパラと降っているような、工場の中へ入ってみると屋根に響く雨音が・・・、はぁ〜・・。゛今日は中止にするかぁ゛とパソコンに向う。 格好はそのまま、仏滅ライダースと林道塾のHPを見ていたら、うちのかみさんが「雨、そんなに降ってないから行ってくれば」、いつまでも着替えない私の心を読んだのごとくおっしゃいます。娘も「おとうさん、夕方まで帰ってこなくていいからね」、こちらはちょっと違った意味で背を押された感じ・・・。 よし。いってくるか!自宅を10時過ぎに出てアグリランドへ、駐車場にはさすがに天気が悪いので車も2,3台しかない。さっそく自販機でポカリを買おうと思って千円札を入れてボタンを押したらお札が出てきた。もう一度やっても同じ、よく見たら10円、100円のつり銭切れ、やな感じ・・。どうせヒルクライム一本と林道一本だから、それに今日は暑いわけじゃないし、逆に寒いくらい(本当に寒い)だからいらないかなと思い。それじゃ一人でレツッゴー!?(イマムラ)

ヒルクライムの上り口、作業路を入ってしばらく行くと左手に山頂へ向うこの写真の作業路があります

実際どれくらいの長さがあるのかなぁと思って、測ってみる事にしました。オドメーターに注目!

坂は中段にカーブがあって、そこから左へ向きを変え更に急な上りになっている。その中段のところで約100メートル、バイクだとあっという間ですね。ここから更に登るので距離は結構ありそうです

中段から上を見上げると更に急な上り、今日は前日の雨で路面が濡れているので走り涯があります。しかし、ここは既にまことちゃんが登頂しているので、私としてはより難しいシュチエーションでチャレンジしたいものです

中段から下を見た様子。ここまでは余裕でこれます

別のアングルからパシャ!

何度かトライした後、4度目にして会心の走りが出来た。これは山の頂きの様子。登ったどー!

実は、下る前に写真を撮るのに夢中になってゴーグルを落としたのに気づかないまま下りていっていたのです、バカ

こんなとこを登ったんですね〜

下から見たら結構急だね

中段から上を見た様子、途中から土質が粘土質に変わってゆく

とりあえずヒルは制覇、落としたゴーグルはもちろん歩いて取りに行きました、2度も登れる自信は無いです

馬場ヶ平林道の途中にあったヒルから、今度はいよいよ新牧林道へ

舗装路をしばらく行くとダートが始まる

今日は心持緊張しているせいか、それとも寒いせいかスピードを出す気になれず厳かに走ります

途中、材木が切り出されています。この材木の手前を右へ下りると橋があるのですが、この橋は渡らないほうがいいですよ、帰ってこれなくなりますから

ここから魅惑の林道へ(J9さんのコメントから拝借、リンク貼る仲だからいいか、ゴメン)

沢の所には岩が積みあがっていて、庭園の中を散策しているみたい

ず〜と、細い道が続いています

途中で二股に分かれているが、右へ行くと・・・

この様に面白そうな所があって、その先は行き止まり

ずんずん登ってゆき、この様な所を通過しつつ

次第に霧が出てきて、辺りは怪しげな雰囲気に・・

突然つんのめって前転しそうになるも辛うじて転倒を免れた。ここまでに体力を使ってしまったのか、集中力が途切れてしまった。気合を入れ直す

ここから新牧林道の真髄の始まり。はぁ〜、大変そう

前回は下ってきたので、今日はそのルートを登ってみようと思っています。みんなが通ったルートね

溝から一段高い所へ登る為のきっかけとなる石を積んで、タイヤが横へ滑らないようにします

数度トライするも、リヤタイヤがあと少しのところで横滑りして段差へのる事が出来ない

あまり助走をつけられないので、角度を変えてトライするも・・・

前回下ったときの様に右の土手を走ろうかとも考えたが、タイヤが滑ってスピードを乗せられないのと、おそらく角度からして、リヤタイヤがついてこないだろうと思い諦める

何とか登った、ここまで相当時間がかかったが、結局左ルートは諦め、右の土手の上を押して登った。途中までは乗ってみたが、リヤタイヤが溝に落ちたので乗るのは諦めた、無理な体勢で押していたので、右の親指を突き指しそうになった。痛い!

更に上を目指して登る、タイヤが面白いほど滑るが、心境としては笑えない。既に楽しむ余裕は無く、修行の境地に入ってきた

天気の良い日だったらいけそうな所が今はこんな有様、゛お前、もっとしっかり走れよ゛とRMXが怒ってるみたい、とほほ・・・

ここも滑りそう、滑る所って勢いをつけていけばどうって事無いんだけど、ここまでの体力消耗で心の勢いがなくなりかけてます

とうとうここまで来た、最後の難所と思われるところ

先の写真から20メートの程先にある最後の難所のまた最後にして最大の難所に御到着!深い穴があいているので、枯れた木で橋を作ります

最初4本で行ったらフロントが刺さり、本数を増やしていったら後ろがはまった

後ろへ下がったら、そのまま後ろへずるずると2メートルくらい滑っていった。そこから再び橋のところへたどり着き、更に本数をこれでもかと増やし再びアタック、もう少しで登れるかと思ったら木が折れ再びタイヤがはまってしまった。このあと何度となくアタックするも成功ならず、最初のうちは、出来るだけ乗って登ろうと思っていたが、今の心境は、登れればなんだっていいって感じ・・・。そのうち雨も本降りになってきて、いくら木立の中にいるとはいえ、もうずぶ濡れ、体からは湯気が・・・。押してでも何とか登れればいいと思い、押しに入ったとたん背中に冷水が! ひゃー????どういうわけか木の幹の中を通った水が、バイクを押してる私の丁度上で噴出しているではないか!(打たせ湯?)これでは山に入った修行ライダーではないか(その通り)、バイクを押し上げるにはその水行に耐えなければならず、・・しばらく思案した結果、一気にに押し上げればいいのでは! ということになって、気合を入れて!ファイトー、イッパーツ! それーっ、と足を踏ん張りアクセルを開け、半クラを使い、押す、おす、おす・・オ〜ス!?不意に足が滑り膝をついた、とたんにバイクが倒れてきて身動きがとれず思考停止に・・・。背中には冷たい水が・・しかも同じところに・・・・。たすけてー!(心の叫び)心の折れた私が、せっかくここまで(約2/3)来たにもかかわらず引き返す事に何のためらいもなかったのは無理の無いことだったのです(涙)

帰りは滑るように下りて行きました。途中、崩れかけた例の橋の上でバイクを止め、パシャッと撮影、手を洗い濡れた服の上から合羽を着て寒さに耐えながら帰りました。帰り道は寒かった〜、やっぱり雨の日に走るもんじゃないよ、まことちゃん、おーたさん。帰ってから温泉風呂に入り一息ついて思った、今度は晴れた日に行こうと!

2008/01/20 イマムラ Tur-repo

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